カツラ…欧米にはない日本固有の樹木。
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カツラ…樹木としてのカツラについてです。
学名を「Cercidiphyllum japonicum Sieb. et Zucc.」といいます。
日本ではカツラ=桂と書きます。
国語辞書によれば…
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カツラ科の落葉高木。山地に自生。葉は広卵形で裏面が白い。
雌雄異株。5月ごろ、紅色の雄花、淡紅色の雌花をつけ、花びらはない。
材を建築・家具や碁盤・将棋盤などに用いる。おかつら。かもかつら。
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と記述されています。
さらに、
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中国の伝説で、月の世界にあるという木。
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という意味もあるようです。
こちらの「中国の伝説」の話は、知らない人のほうが多いのではないでしょうか。
とてもロマンチックな樹木なのですね。
カツラ=桂の落ち葉には独特の匂いがあり、それゆえ、カツラは別名「コウノキ」とも呼ばれます。
「コウノキ」は漢字で書くと「香の木」。
この「香」の音読みが「カツラ」という名まえにつながっているのではとされています。
日本と中国でだけ見られる特別な樹木なので、英語名は日本語の読みをそのまま読んだもの=「a katsura tree」と言います。
イギリスなど欧米圏にはない樹木です。
日本全土で見られ、樹齢2000年の巨木も。
日本での分布は本州の他、北海道、四国、九州…ほぼ日本全土にわたってみることができます。
高さは30メートル、直径は2メートルくらいまで育つので、家具や建材、器具、土木、船舶、楽器や彫刻、将棋盤や碁盤など、さまざまな用途にも使われています。
木材そのものが耐久性にすぐれ、しかも独特の香りがするので、特に家具、建材としては重宝され、鉛筆などにも用いられます。
もちろん、公園の樹木や街路樹としても用いられ、渓流や山河に自生するカツラ=桂とともに、日本の風景にはなくてはならない樹木と言えるかもしれません。
そのせいでしょうか、北海道千歳市、網走市、岩手県盛岡市、京都府京都市、福岡県桂川市など、「市町村の木」として指定する町や市も多くあります。
もっとも有名なカツラの樹木は、兵庫県朝来市にある「糸井の大カツラ」でしょう。
樹高は約35メートル。枝張りが最大で40メートルという巨大なカツラ=桂です。
糸井渓谷の最も奥まったところに鎮座し、その樹齢は推定で約2000年。
神木としても奉じられており、国も天然記念物に指定する貴重な樹木です。
「桂皮」=シナモンは桂ではない…。
また、やはり独特の香りが特徴的なシナモンのことを「桂皮」と記します。
しかし、欧米にはもともとカツラ=桂が自生していないので、シナモンの「桂皮」は「桂」ではありません。
カツラ=桂とは異なった種類の「クスノキ」の樹皮でシナモンは作られます。
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