風の谷のナウシカの裏話って?
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風の谷のナウシカの裏話…あの「となりのトトロ」ネタの都市伝説のような話は、「風の谷のナウシカ」にはありません。
けれど、あの辺境一の騎士ユパの声優の意外な正体とか、そういった裏話ならばいくつもあります。
まず、「風の谷のナウシカ」のおさらいをちょっとだけ。
この物語は、もともと徳間書店のアニメ情報誌である「アニメージュ」に連載されていた宮崎駿の漫画作品でした。
そうとうな長編漫画ですので、それを2時間ほどの映画にまとめるというのは、それだけでいろいろ無理もあります。
しかし、映画が難解になっているのはそれだけが原因ではありません。
まずは、ちょっと真面目(?)な裏話でいえば、この「風の谷のナウシカ」ができた背景。
アメリカとソ連の2強が覇権を競い合う冷戦の時代…それがソ連の崩壊によって二極の時代が終りをつげ、しかし、それはアメリカの勝利というわけでもなく、ある「混沌」の時代のはじまりでもありました。
宮崎駿は、そういった時代性に、作品は影響を受けたと語っています。
ですから、「風の谷のナウシカ」は、わかりやすい勧善懲悪ではありません。
善も悪もいりまじり、混沌とし、その中でも守らなければいけないものはなにか? そんなテーマになっているといわれています。
風の谷のナウシカ、ちょっとオタな裏話
劇中で子供の声で歌われるナウシカのテーマ曲、子供だからけっして上手いわけではないけれど妙な味わい。
それもそのはず、あれを歌っている子供は、音楽を担当した今や世界的な作曲家、久石譲の娘さんだったのだそうです。
辺境一の騎士ユパ…映画ではその強さが十分に発揮されていませんが、その声を演じているのは、ルパン3世の銭形警部の声優=納谷悟朗。
この人、宇宙戦艦ヤマトでは沖田艦長をやってます。
宮崎駿が原作・脚本・監督した長編アニメーション映画は、この1986年作の「風の谷のナウシカ」が最初です(「ルパン三世 カリオストロの城」は脚本・監督していますが原作はモンキーパンチ)。
ですから、その後の宮崎駿作品の原型になっていると思われるキャラクターがたくさんいます。
たとえば、ペジテの王子・アスベルは、やはり「天空の城ラピュタ」のバズーを想起します。
あるいは 巨神兵。
「火の七日間」で世界を焼き払った巨大な人工生命体とされていますが、これは「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵を思い起こさせます。
巨神兵の製造は東亜工廠製。
この巨神兵の制作にたずさわったのは、また駆け出しアニメーターだったる庵野秀明。そう、一世を風靡した「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明です。
そして、この「東亜工廠製」…「新世紀エヴァンゲリオン」では太平洋戦争時の日本海軍の軍艦の名前を登場人物の名前に使い、自衛隊にも体験入隊した経歴を持つ庵野秀明流の「サイン」だったのかもしれません。
ともあれ、「風の谷のナウシカ」は宮崎駿のデビュー作であるとともに歴史に残る名作でもあります。
これからも何度も大勢に観られ、いろいろな気づきを与えてくれるでしょう。
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